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理学療法士から見たシーティング
2017 / 09 / 09 ( Sat )
今日は、理学療法士の岡野菜摘さんと、小川順也さんのお話しでした。
それぞれ、病院、施設でPTとして勤めた後、独立して活動しているお二人です。
岡野さんはJOB Reha、小川さんはThe Smile Spaceの代表です。他にも様々な活動をしている中で思う事、感じること、今やっている仕事のことなどを話してくださいました。

工房の仲間、療育園の理学療法士の方、療育センターの作業療法士の方、一般の方、医療リハビリ関係の書籍の出版社の方など、14人もの参加者がありました。


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岡野さん
車椅子を新しく作った患者さんを、病院内でPTとして評価する場合は、「姿勢いいですね」「うまく乗れていますね」で終わってしまうけれど、実はその後にその方の生活が始まる。
車椅子への移乗、着替え、駅への導線、オフィスでうまく使えるか、等々。病院内だけでは見えていなかったことが、外に出て見えるようになった、と。
当たり前の生活、くだらないことが実は楽しいこと、など。
みなさんも、用具を作って納品、というところで終わるのではなく、こんな視点を持って用具の提供を考えてみてほしいというお話しでした。

小川さん

障害があっても、学校や家や病院の中だけにとどまるのではなく、もっと社会とつながってほしい。地域の人たちと一緒に楽しく社会参加できる仕組みを作りたいとのこと。
一人一人が自分を表現できる場を提供したいと、そこに住む人たちも巻き込んだ団地でのファッションショーを企画したり、障害のある方たちが演奏したり、歌ったりというお祭りを公園でひらいたりなど。
みんなキラキラと、それまで見せたことのない表情で参加してくれるとのこと。
患者さんの困難さを聞いて、それを解決するためには、自分たち医療従事者だけの力ではなく、まわりの人たちとの協力が不可欠との思いから、様々な立場の方たちと一緒になっての活動をしています。


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続いて姿勢の見方の勉強
お互いに相手の体をさわりながら、姿勢の確認の仕方の説明を受けました。

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勉強の後は、お昼を食べながらおしゃべりや情報交換。
みなさん、この時間も楽しみにしています。


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次回のお知らせ 
誰でも参加できます。無料です。事前にご連絡ください。
042-542-7040

9月30日(土) 

「きさく工房」製品を知ろう!
10:00~12:00

工房開放日
13:00~15:00





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